よくある質問(FAQ)

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LDHホイルの吸着の能力はどれくらいですか?

5cm×5cmのLDHホイルを1枚使い、ホイルの両面全体に大腸菌が吸着すると考えます。大腸菌の大きさは、およそ2μm×1μmですが、いま仮に、大腸菌の大きさを、およそ3μm×3μmとすると、LDHホイル1枚でおよそ5億匹の大腸菌を吸着できる計算となります。

LDHホイルは再利用できますか?

作成時に使う、水酸化ナトリウムや水酸化カルシウムに入れたら、高いpHのため大腸菌は死滅しますので、取り出したら再利用できます。

LDHの仕組みは、高校の化学で習う「イオン交換膜」と同じようなものでしょうか?

陰イオン交換膜や陰イオン交換樹脂の場合と原理は同じです。これらの膜や樹脂は正電荷を帯びており、陰イオンを吸着します。LDHも同じメカニズムで陰イオンを吸着し、また、微生物・ウイルスを吸着します。ただし、陰イオン交換膜や樹脂でも浄化は可能ですが、実用化を考えるとあまりに高価です。

大腸菌の増え方はどうやって調べますか?

今回の取り組みでは、愛媛大学の松枝研究室で検証をしていただきましたが、大腸菌の検証は市販の大腸菌検査キットでも調べることができます。また、簡易的な水質調査ができる、井戸水用水質検査キットも市販されています(pH、硬度、CODなど)。ただし、大腸菌は温度や紫外線で増えたり、死滅したりするのでこの点は取り扱い注意です。LDHホイルの作成はだれでも簡単にできますが、検証は専門の方と協力すすることをお勧めします。